2025/08/02 17:23

お屋敷にいない時だってメイドがいる暮らしを感じたい!

そんなお気持ちに寄り添うべく、ご自邸にいらっしゃる時にもメイドのお仕えをお届けできる方法を使用人皆で考えまして、「季節のご挨拶」をしたためることにいたしました。

本日は、その第二回、「盛夏のご挨拶」を包む様子をお届けいたします。


メイドからのお手紙

まず、お手紙を使用人たちで手分けして、ひとつひとつ手書きいたしました。

季節のご挨拶とお庭の様子、使用人たちの間での流行、そして一緒にお送りしたお品物を選んだ理由など、このお手紙でしか読めない特別なお話をたくさん詰め込んでおります。お読み物としてたっぷりお楽しみいただけるかと存じます。

封筒は未晒のものを選び、シーリングスタンプを押して封を閉じました。

(お手紙の内容は、受け取ってくださった方と使用人の間の秘密。公開は禁止いたします。SNSなどに投稿される際は、お手紙の内容が写らないようにご配慮くださいませ。)
「盛夏のご挨拶」では、お手紙に紅茶の茶葉を添えることにいたしました。おいしくて宝石のように美しい水出しの紅茶があれば、暑いこの季節を快適に過ごす一助になると考えたからです。

お屋敷お抱えの職人が独自の調合でお作りしたダージリンは水出しにピッタリ。

夜に用意して一晩おけば、翌朝にはおいしい水出しアイスティーが完成いたします。

今回の梱包作業は午前中からはじめましたので、午前服で作業をいたしました。

お掃除や作業などで汚れても大丈夫なプリント柄のワンピースと、実用性たっぷりのエプロンの組み合わせ。これもまたメイド服でございます。

客間(parlour)で働くメイドの華やかで格式高い白黒のメイド服も素敵ですし、午前中に暖炉や床の掃除なんかをテキパキとこなす身軽でかわいらしい午前服もまた魅力的です。

紅茶にはリボンを結びました。

リボン結びが得意なメイドが一つひとつ丁寧に結んでおります。

あまりにも綺麗に仕上げるものですから、使用人たちは大盛り上がり。

次々とかわいらしい蝶々が紅茶の上に止まっていく様は、息を呑むほどの美しさでした。
水出しの涼しさを感じていただけるよう青いリボンを選びました。

両面サテンの上質なリボンを使っております。

包装にもこだわりました。

紙袋は、何十種類も取り寄せてメイドが選んだもの。グラシン紙の白い色合いが魅力的です。ご注目いただきたいのが、ほんのりとした透け感があるところ。中身が少しだけ透けて涼しげな雰囲気に仕上がります。良いのは見た目だけでなく、機能面も優秀。撥水性があるので、大切なお品物をご自邸に届くまでしっかり守ってくれます。

袋に入れたら、小さな飾りを貼って完成。

プレゼントらしい雰囲気になって、とてもかわいらしい包みになりました。

喜んでいただけますように

季節のご挨拶をお送りする試みは今回が二回目。

夏の間はお屋敷の戸を閉めているので直接お目にかかることは叶いませんが、季節のご挨拶を用意している時は客人の方とお屋敷が繋がっていることを実感できてとても幸せな気持ちになります。

無事に届いて、そして喜んでいただけますように……!

何か不足がありましたら気兼ねなくお申し付けくださいませ。


次のこと


「盛夏のご挨拶」はお申し付けを締め切りましたが、次のお手紙のお支度を進めております。

次はかわいくて爽やかでおいしいものを添えたいと思っておりまして、お屋敷お抱えの職人と調整中です。

時期が決まりましたらXやInstagramなどでお知らせいたします。